新着情報
月刊KSU Vol.21 前期総括
-
2016年シーズンも折り返しました。
前期試験を終え、学生はそれぞれ帰省し
次の目標に向けての準備に入ります。
『一致団結し勝利を掴む』とスタートした新チーム
前期が終わり、結果も踏まえてどうか。
厳しい夏を乗り越え、実りある後期へ向けて、最上級生に話を聞きました。
-今年は『全力』『徹底』『規律』の三つのテーマを決めました。自分を含め、取り組めているのか?-
-副島
浸透してはきているが、まだ一部の人ができていない。後期からは、もっと自分が徹底して一人ひとりに空手道部としての責任を持たせみんながこのテーマを取り組める環境を作ります。
-松村
『全力』『規律』といった面では私自身も含め、部員全員が取り組めていると思いますが、練習においてはもっとそれぞれが自分に厳しく、技術的な面でも『徹底』していけるのではないかと感じています。
-大学4年間の空手道生活もいよいよ残り4ヶ月程度ですか、今の心境は?-
-副島
1年から4年生まで思い返してみるとあっという間で残り4ヶ月。
自分の役目をしっかり務め最後まで全力でやり遂げます。
-松村
幼い頃から現在まで長い間空手をしてきた中でも、この大学での4年間は今まで以上に苦しいことがたくさんありました。しかし、何を思っても4ヶ月しか時間はないので、あとは迷うことなく常に勝ちを意識し一日一日の練習を必死に取り組んでいきます。
-学生生活、最後の全九州団体、全日本団体に向けて-
-副島
学生生活としてはしっかりと卒業単位を取得し、部活に専念していきたいと思います。
残りわずかな試合となるので、部内でレギュラーを勝ち取り試合に出て勝ちに行きたいと思います。
自分自身がチームの軸となり、後悔の残らない試合をして一回でも多く勝ちます。
-松村
ここまで九州産業大学空手道部で頑張ってきた自分に自信を持ち、最後は堂々と全九州・全日本の舞台に立ち選手としてチームに貢献したいです。学生生活においてはしっかりと残りの単位を取得し、練習に専念できる環境を作ります。
団体戦というのは、誰が出ても互いに託し託されるチームが本当に強いチームだと考えてます。
現在のチームはその強さを持ったチームになってきていると実感しています。
しかし、全日本で勝つためには部員一人ひとりの技術面はもちろん、精神面の強さをもっと向上させなければならないので、全員で切磋琢磨しながら磨いていきます。
-大学に入って一番悔しかったこと-
-副島
去年の全日本団体のメンバーに入れず、一番お世話になった先輩方と全日本の舞台に立てなかったことです。
-松村
これまでに勝利でチームに大きく貢献することができなかったことです。
-大学に入って一番の思い出-
-副島
去年の夏合宿は場所が変わり、壱岐でした。
練習が終わって疲れているのにもかかわらずに海に飛び込みにいったことです。
-松村
夏合宿です。
練習は本当にきついですが、部員と約一週間という期間を一緒に過ごすので、距離が縮まることが嬉しいです。
-九州産業大学空手道部の魅力は?-
-副島
練習できる環境が十分に整っており、縦と横の絆が強く、普段は和気あいあいとした中で練習をするときはするというメリハリがあることです。
監督コーチをはじめ、先輩・後輩との出会いがあり、試合や普段の練習の苦楽を共にして、一つの目標に向かい全力でチャレンジし、信頼を深める場所となりました。
-松村
監督・コーチ、保護者の方々のご支援、そして何よりOB・OGの方々のご支援のお陰で、部員が日々の練習にしっかりと取り組める環境が整っていることだと思います。また、部員もそれぞれ個性がありながらも、練習ではまとまりをみせることが魅力だと感じています。
私にとって空手は、私自身を成長させてくれたものでした。特に九州産業大学の空手道部では周りを見ること、自分の役割を認識し行動することの大切さなどを学ぶことが出来ました。
-後輩たちへ伝えたい想い-
-副島
空手道部の一員としての自覚や一人間として在り方、又、空手道を通しての人との出会いを大切にしてほしい。
-松村
私はこのチームでなら全日本で勝てると信じています。そう思わせてくれるメンバーが揃っています。最後にこのメンバーで戦えることがとても嬉しいです。残りの4ヶ月、一緒に頑張っていきましょう!
第54期生は、男女2名と少ない学年です。
1年の頃から、チームの戦力として空手道部に貢献してくれています。
下級生の面倒見もよく、後輩からの人望も厚い2人です。
副島は、主将になってからは特に自分に厳しく稽古に励んでいます。
男子部員は、自主練や居残り練習する姿が増え、選手に自発性が出てきました。
これも、彼の真摯に取り組む日頃の姿勢の影響です。
松村は、4回生になってから、精神的に大きな波がなくなり、責任感が出てきています。
また、女子チームの事をしっかりと把握し声掛けする姿や、好不調のバランスのとり方に成長を感じています。
九州産業大学空手道部としては、前期の大会は、後少しというところに甘さが見え、勝利を取りこぼしたり、自信が持てる勝ち方が出来ませんでした。
本番でのチカラが実力であることは間違いなく 『本番で実力を発揮できませんでした』と語る学生のほとんどが、実力があると思い込んでいる場合が多かったのではないでしょうか。
自分が調子悪いのではなく、相手が強く調子がいいと思えればもっと努力できるし、立ち向かう勇気が生まれます。
副島、松村の最後の戦いです。
部員は、2人の取り組みや姿勢をしっかりと見て下さい。
彼らの4年間は、後少しで終わります。
すぐに自分たちが同じ立場になります。
その時に、同期や後輩から信頼され、4年間を全うできるでしょうか。
目の前の事をとにかく全力で取り組むこと。
『信頼』と『努力』と『人望』なくして、チームワークは生まれない。
コートの中で戦うのは1人です。個の強さがチームを強くします。
しかし、1人では強くなれないし、戦えません。
互いにしっかりと向き合い、尊敬しあうことで強いチームが出来上がります。
現在、チームはオフ期間中です。
地元でしっかりとリフレッシュして、また次に挑みます。
迷いを捨て、しっかりと覚悟を決めて夏の強化に取組んでくれる事を期待しています。